日本人の「褒められたい」病
異性にモテるためには「褒めろ」「とにかく同意しろ」とよく言われる。
実際それは効果的だと思う。
日本のテレビ番組を見てても、外国人が日本の文化を絶賛する内容のものが多い。
外国人と初めて会ったときに「日本の好きなところはどこですか?」と聞く人は多いと思う。
日本に慣れてる外国人は当たり障りなく「食べ物」とか「文化」とか言ってくれるんだろうね。
でも真面目で誠実な外国人はそういう場面で気のいいことを言ったりはしない。
「どの国にもいい部分と悪い部分がある」っていうのが外国人の本音じゃないかな?
外国人にとって日本っていうのは数ある国のひとつに過ぎない。
「日本が好きだから」って日本に来る外国人なんていまどきいるのだろうか?
まだ中国を好きな人のほうが多いんじゃないかな。
いずれにせよ、日本人は自意識過剰なんだ。
「褒められたい」って欲望がにじみ出てる。
自己肯定感を上げるために外国人を利用するのはよくない。
「私のどこが好き?」って毎日のように聞いてくるメンヘラ女と一緒だ。めんどくさいんだ。
この国には基本的に自信がない人が多いんだと思う。
だから優しくされたいし、優しくしてくれるひとに弱い。
若手社員は職場で優しくされないと嫌になってすぐ辞める。
中年のおじさんはコンビニでの接客が気にいらないと怒鳴り散らす。
若い女は男に優しくされてすぐに股を開く。
でも、人の優しさには理由がある。
とくに初対面で優しくしてくるような人には気をつけるべきだし、きれいごとしか言わない人にも気をつけるべきだ。
日本の過剰サービスとか同調圧力とか保守的な社会とか、あらゆる問題ってこの自己肯定感の低さに由来してる気がしてならない。
無条件に愛されたいって気持ちは誰もが持ってるものだけど、無条件に愛してくれる人なんかこの世界のどこにも存在しないのだ。
自分の力だけで自己肯定感を養う方法ってどこかにあるんだろうか。
あるんだとしたら知りたいな。